猫を拾った。
歌(ウサギ)が不調でご飯を食べなかったのでよく食べるご飯を買いに行った。
自転車で夕飯が待ってたから急いでた。
自転車でびゅんびゅんとばして黒い影を見つけた。
キューブレーキをかけた瞬間薬局でもろみ酢を買ってなくてよかったと思った。
黒い小さな影はうずくまっていて近づかないとなんだかわからなかった。
近づくと毛がほわほわの長毛猫だった。
一度だけ頭をなでた「どこのコだよおまえは〜」・・・
早く家に帰らないと歌がご飯を待っていると思ったから早く帰りたかった。擦り寄ってくる猫とりあえず痩せっぽちで腹が減っているんじゃないかと庭に連れて行った。今日は雨が降っていて外はとても寒い。歌の病院に行って先生と話をしたところ歌は体重が0.2キロほど減っていた。
これ以上下がったら入院だと言われた。

そしてえさを買いに行ったわけだけど猫を拾ってしまった。えさだけやって放っておこうと思ったがなんだか守ってあげなくちゃいけないと思うようになった、瞬間的にそう思った。
小さな顔で小さな耳で長くてふわふわのしっぽで私を必要としてくれる。
守ってやらなくちゃ。


夫は断固として家に入れることは許さなかった。
夫の意地である。
家の主としてあたりまえの行動だった。
だけど私も猫と一緒に外で寝ると言って聞かなかったとき夫は分厚い父の服を外へ放り投げてくれた。
もうそのときは夫と言い争って何時間もたっていて足は感覚がなかった。それでも猫が寒いんじゃないかとずっと抱えていたのでお腹と足は温かかった。
こんな小さな体でこんな大きな星空の下猫はさぞつらかったろうと思った。
ふところから不細工ないびきが聞こえた。
ぷっとふきだしてしまった。
でも猫が安心してることは十分すぎるほど解った。
急いで電話をした、私のアドレスは少ないけど人とのつながりが複雑にいりくんでいてとりあえず助けたいので誰にでも電話をした。
昔の彼氏は私へ怒った。
「いつも言ってただろう馬鹿だなぁ」
と懐かしそうに優しい声で話す。
「そういうのは連れてきちゃだめなんだよ。」
うん、でも・・・というとでもじゃないと怒られた。とりあえずうちでは無理だよ絶対と言われ電話を切ったそんな入り組んだ複雑な関係にも私のことを深く理解しているということが重々解った気がした。

そして眠くなってしまい眠っていたら子供たちが起きたらしい。夫は子供に甘いので猫ごと結局部屋へいれてくれた(玄関)。
目がさめたら猫はストーブは僕のだと言わんばかりにどうしたの?というかをでこちらを見ていた。
夫に怒られた。
「子供たちに礼を言っておきなさい。こいつがお腹をくだして下痢をしておしっこまでしてそれを全部片付けてそれから床を掃除してくれたんだ」
といって自室(いつもの部屋)に戻っていった。
私は猫臭い服じゃ歌が怖がると思い着替えそれから猫とじゃれていた。
もう夜中の2時ぐらいだ。

外で猫と話をしていた。
「おまえはばかだなー」
「わたしが怖くないのか?」
「連れてきてごめんな。」
「守ってあげるから。」
「絶対守ってあげるから。」
「おまえは素敵だね・・・とりあえずなんて呼ぼう・・・素敵ちゃん?んー変だなぁ、ユーリ・・・ゆうり、ユーリでいいや。ユーリだよきっと。」

そしてユーリは私の足の後ろをつたない足取りでてとてとついてきた。
さぁ、寝ようユーリ。
明日は病院へ行くぞ、預かってもらおう。
部屋はきっと暖かいぞ。

おやすみユーリ。
ごめんね、たっちゃん。

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